AutoCIMA

デジタルカメラ構造物点検システム

橋梁に接近することなく、高解像度画像を得ることで点検業務を支援します

AutoCIMAは橋梁下面や橋脚などコンクリート平面を対象に、デジタルカメラを用いて超高精細画像として自動撮影し、その画像からひび割れの自動検出を行うシステムです。
省令で定められている5年に1回の頻度で行う点検技術者による近接目視の代替として、高解像度カメラによる点検支援技術(AutoCIMA)を活用することで高度化・効率化を図ることができます。

自動撮影

コンクリート平面を対象に、パソコンで撮影範囲を指定することで自動撮影することができます。高解像度カメラで撮影される画像は0.5mm/画素(0.2mm幅のひび割れが自動抽出できる精度)となります。また、最大70m程度まで離れた位置から撮影できます。

画像の自動貼り合わせ

現地では、撮影画像の簡易自動貼り合わせ(約1分)を実施し、撮影漏れがないことを確認できます。さらに、室内では色ムラ、詳細補正を行い、撮影画像を1枚の大きな展開画像に自動貼り合わせすることができます。

自動ひび割れ検出

詳細貼り合わせ画像に対し、ひび割れ等の変状(ひび割れ、鉄筋露出、はく落跡、エフロレッセンス)を自動検出できます。また、検出した変状はCAD図(DXFファイル)に変換することも可能です。

仕様
使用カメラNikonD6撮影距離:最大50m程度
NikonZ7撮影距離:最大70m程度
撮影解像度0.5mm / 画像
ひび割れ自動検出精度0.2mm以上
ひび割れ自動検出検出率:95%、誤検出率:5%
変状自動検出検出率:93%、誤検出率:43%(精度向上に向け改良中)

※仕様の詳細については、お問い合わせください。