概要

RoadCapLiteは路面を走行撮影し、舗装面の点検と帳票作成を行うソフトウェアです。
ラインスキャンカメラを車速と同期させて撮影することで、画像の貼り合せが不要となり、撮影直後に展開図を閲覧することができます。
また、展開図を点検ソフトで読み込み、国交省の様式に沿ったエクセルファイル形式の帳票を作成します。

特長

平成27年度、土木研究センターが実施する「路面性状自動測定装置の性能確認試験」に、本システムを搭載した車両が合格しました。

撮影

  1. 一般的な国産車に搭載できます。
  2. 車両に取り付けたカメラを車速パルスに同期させて撮影します。
    走行速度に応じてシャッターを切ることで、車両速度の変動に対応します。
  3. 同期撮影により撮影後の貼り合せが不要となり、撮影直後に車内で幅4m×走行kmの展開図を閲覧可能です。
  4. 1mm/pixelの解像度により路面の細かなひび割れも視認可能です。
  5. 60km/hまでの速度で撮影が可能で、交通の妨げとなりません。
  6. SSD1台当たり250km分の路面撮影が可能です(1TBのSSD使用時)。

点検

  1. 展開図を50cmのメッシュに区切り、国交省の様式に沿って点検を行います。
  2. メッシュの設定は、キロポスト設定機能と路肩設定機能による調整が可能です。
  3. 点検結果はExcelファイル形式の帳票として出力します。
  4. 帳票は、10m区間ごとのひび割れ率を列挙した数値帳票、10m区間ごとの路面画像を列挙した画像帳票、の2種類が作成可能です。

構成

システム構成

  1. 撮影PC
  2. 点検PC
  3. ラインスキャンカメラ
  4. 車速信号線
システム構成イメージ
RoadCapLiteシステム構成イメージ